商用ライセンス保有者向けにQt 6.5.9 LTSをリリースしました。このパッチリリースでは、新しい機能は追加されていませんが、バグ修正とその他の改善が施されています。Qt Commercial LTSリリースの情報をメールで受け取りたい場合は、QtのAnnounceメーリングリストを購読してください。
Qt 6.5.8と比較して、Qt 6.5.9には約390件のバグ修正、セキュリティ更新、その他の改善が含まれています。
修正内容のリストとQt 6.5.9の重要な変更点の概要は、リリースノートに記載されています。リリースノートは、Qt Customer Portalのダウンロードセクションで、Product: Qt とVersion:6.5.9 を選択してアクセスできます。
有効な商用ライセンスをお持ちの方は、メンテナンスツールを使用して既存のオンラインインストールに Qt 6.5.9 を追加するか、Qt Online Installer を使用してクリーンインストールを行うことができます。オフラインインストーラーは、Qt Customer Portalのダウンロードから入手可能です。
ソースコードリポジトリにアクセスするには、Codereview システム経由で行うことができます。有効な商用ライセンスを持つ Qt アカウントでログインすると、LTS リポジトリにアクセスできます。詳細については、商用 LTS リポジトリのアクセス手順をご確認ください。
Qt for Python 6.5.9 リリースは、Qt リリース後数日以内に Qt カスタマー ポータル経由で利用可能になります。ダウンロードでは、以下の選択を行ってください:
Qt for Device Creation イメージは Qt 6.5.9 LTS 用に利用可能です。Yocto をご自分でビルドする場合は、Gerrit を設定し、Qt リポジトリ から meta-qt6 レイヤーを使用してください。Qt 6.5.9 の Yocto meta-qt6 レイヤーを商用 LTS リポジトリを指すように更新しました。詳細については、商用 LTS リポジトリのアクセスを使用した Yocto の使用手順をご確認ください。
商用 LTS リリースに関する問題が発生した場合は、Qt サポートまでご連絡ください。バグを bugreports.qt.io に報告することもできますが、サポートチームにも通知することをおすすめします。
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次回の商用専用 LTS パッチリリース Qt 6.5.10 は、2025 年 8 月末に予定しています。