Qt declarativeモジュールのTextコンポーネントパーサーにおける入力指定数量の不適切な検証の脆弱性が発見され、CVE ID CVE-2025-12385が割り当てられました。
影響を受けるバージョン: Qt 5.0.0 から 6.5.10 まで、6.6.0 から 6.8.5 まで、6.9.0 から 6.10.0 まで
影響: Windows、MacOS、Linux、iOS、Android、x86、ARM、64ビット、32ビット環境におけるQtの入力指定量検証不備により、制限やスロットリングなしのリソース割り当てが発生し、過剰な割り当てを引き起こす可能性があります。
この問題はQt QuickのTextコンポーネント利用者に影響します。<img>タグの幅と高さの検証不足により、アプリケーションが応答しなくなる可能性があります。
CVSS 4.0 スコア: 8.7
ベクター文字列: CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/ PR:N/UI:N/VC:N/VI:N/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N
緩和策: Qt Quick Text コンポーネントへの全入力が信頼できるソースからのみであることを保証するか、リッチテキストを必要としない全テキストラベルが明示的にプレーンテキスト形式を使用していることを確認してください。
解決策: 以下のパッチを適用するか、Qt 6.10.1、6.8.6、または 6.5.11 に更新してください。
パッチ