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セキュリティ勧告:Qt declarativeモジュールのVectorImageコンポーネントにおけるQMLコードインジェクション

作成者: Qt Group 日本オフィス|May 2, 2026 11:03:19 AM
このブログは「Security advisory: QML Code Injection in VectorImage Component in Qt declarative module impacts Qt」の抄訳です。

Qt declarativeモジュールのVectorImageコンポーネントに、コードインジェクション('Code Injection')の脆弱性が発見され、CVE ID「CVE-2025-14576」が割り当てられました。 

影響を受けるバージョン: Qt 6.8.0〜Qt 6.8.6、およびQt 6.10.0〜6.10.1

影響: Qt QuickのVectorImageコンポーネントにおけるコードインジェクションの脆弱性により、Windows、macOS、Linux、iOS、Android(x86 / ARM、64ビット / 32ビット)環境でQML/JavaScriptコードのインジェクションが可能となります。

SVGファイル内のノードIDの検証が不十分なため、悪意のあるSVGファイルを読み込んだ場合に、任意のQML/JavaScriptコードがアプリケーションのコンテキストで注入・実行される可能性があります。攻撃が成立するには、ユーザーが悪意のあるSVGファイルを読み込むよう誘導される必要があります。QMLの実行はネイティブコードの実行と比べて通常より制限されていますが、アプリケーションの権限レベルやデータアクセスの範囲によっては、サービス拒否、情報漏洩、その他の影響につながる可能性があります。

CVSSv4.0スコア:7.4(HIGH)

ベクター文字列:CVSS:4.0/AV:L/AC:L/AT:N/PR:N/UI:P/VC:H/VI:H/VA:H/SC:H/SI:H/SA:H/E:U

緩和策:VectorImageコンポーネントを使用する場合は、信頼できるソースからのSVGファイルのみを読み込んでください。SVGコンテンツを読み込む前に検証・サニタイズするか、ユーザーが読み込めるSVGファイルのソースを制限する追加のセキュリティ制御を実装してください。

解決策:以下のパッチを適用するか、Qt 6.8.7またはQt 6.10.2以降にアップデートしてください。

パッチ