Qt Insight 1.7 のリリースをお知らせします。Qt Insight は Qt アプリケーションの解析と最適化のための包括的なツールです。
新機能として、リモートデバイス設定があります。これにより、デバイスがロールアウトされた後に Qt Tracker ライブラリを設定することができます。トラッカー・ライブラリはイベント・データを収集、キャッシュし、バックエンドに送信します。
本リリースでは、組織管理者は、図 1 に示すように、組織アプリケーションの新しい設定ルールを確立することができます。ルールは、以下のプロパティに合わせて調整できます。
図1 新規設定ルール
リモート設定は、図 2 に示すように、Organization Management (組織管理) > Device Configuration (デバイス設定) タブで有効にできます。詳細は、Insight Console ヘルプページの説明を参照してください。
図2 リモート設定の有効化
ファネルに「セッション中」時間制限オプションを追加しました。ファネルがセッション中に完了する限り、アナリストはユーザーの完了時間を気にする必要はありません。あるユーザーはファネルを素早く完了させ、別のユーザーは他のタスクを実行したり、ファネルを開始してからコーヒーを飲んだりするかもしれません。
本機能は、Funnel > Edit/Create a Funnel > Change Step 3: Select Funnel Time Limitで有効にすることができます。図3のスクリーンショットを参照してください。
図3 セッション中ファンネルの有効化
Qt Insight 1.7 では、外観とユーザーインターフェイスが一新されました。ドキュメントも強化されています。Qt Insight を使用するためのヘルプドキュメントが追加されています。
Qt Insight 1.7 では、品質も向上しています。レポート作成に関するいくつかの問題を修正しました。また、トークンごとにイベントをブロックするバグが修正されました。
Qt Insight は Qt のオープンソースユーザーと商用ユーザーの両方が 60 日間無料で利用できます。Qt Insight を使い始めるには、Qt Insight Getting Started をご覧ください。
また、Qt Insight がどのようなものか、どのようにビジネスや製品開発に役立つかについてもご覧ください。