ブラックボックステスト

ブラックボックステストは、テストエンジニアがアプリケーションの内部を全く知らないことを前提とし、純粋に入力とそれに対応する想定される出力という観点で作業を行います。ブラックボックステストは、チーム全体のテスト戦略の重要な部分を構成し、特にソースコードをセキュリティ上の理由などで、分散したQAチームと共有できない場合に有効です。

Cocoは、マルチユーザーにブラックボックステスト機能を提供します。ここでは、ソースコードの権限を持つ開発者がいわゆるブラックボックスと呼ばれるインスツルメンテーションデータベースを作成し、テストエンジはソースコードにアクセスできないというものです。開発者は、QAにインスツルメンテッドバイナリを渡し、テストチームにブラックボックスデータベースを提供するだけでよいのです。テストエンジニアがアプリケーションテストを実施し、実行レポート（.csexeファイル）が生成されます。テストエンジニアはこのレポートをブラックボックスデータベースにロードして、テストのカバレッジを確認し、実行を管理します（実行コメントの追加やテスト期間の確認など）。

グローバルなカバレッジレポートは、ソースコードにアクセスできる開発者が、QAの各メンバーからのカバレッジデータを1つのマスターレポートに統合して取得します。そうすることで、チーム全体のテスト作業(開発者のユニットテストとテストエンジニアのインターラクティブテストの結合など)をより明確に把握することができます。このテストアプローチは、開発者やテスターの人数に関係なく一般化することができます。

ブラックボックスデータベースの作成方法、開発者のユニットテストとQAのマニュアルテストを統合してソースコードカバレッジのマスタービューを作成する方法について、ブログで紹介しています。 ここからご覧ください