本日、微調整を施した CodeLlama 13B-QML および 7B -QML モデルの更新バージョンをリリースしました。更新バージョンには、Qt 6.9 および Qt 6.10 の Qt Quick 機能強化に対応したコードを完成させる最初のスキルが含まれています。
さらにトレーニングデータの最適化を行った結果、プライベートクラウド展開を目的としたCodeLlama 13B-QML v3モデルは、QML100FIMベンチマークで89%の成功率を達成しています。これに対し、CodeLlama 13B-QMLのバージョン2.0は86%のスコアを記録しています。
ローカル環境での展開に最適なCodeLlama 7B-QML v3は、前バージョンの79%と比較して、ベンチマーク結果で80%のスコアを記録しています。
Qt 6.9 のサポート
新しい QML タイプ RectangularShadow、FontInfo、SafeArea、および ContextMenu のサンプルコードを追加して、トレーニングデータを強化しました。FontInfo や SafeArea などの一部の新しい QML タイプのトレーニングデータは、まだ限られていますが、まずは第一歩です。

Qt 6.10 のサポート
また、次回の Qt 6.10 リリースでは、QML の機能強化に関するコード補完の初期サポートも提供いたします。これには、Synchronizer や FlexBoxLayout などの新しい QML タイプに関するトレーニングデータも含まれます。これらの機能強化は現在テクノロジープレビュー段階であるため、トレーニングコンテンツは後日追加される予定です。
モデルはどこで入手できますか?
両方のモデルは、Ollama と HuggingFace から無料で誰でも入手可能です。 例えば、CodeLlama 7B-QML は Ollama からこちらで入手できます:CodeLlama 7B-QML。
なお、
- Qt Application Manager のコード補完用のトレーニングデータも追加しました。
- トレーニングデータにおける括弧の欠落やその他の軽微な問題 を修正しました。