最近、Qt Creator 14.0 および 15.0 の QML コードエディタが、初期設定のままでは期待通りに動作しないことが判明しました。現在、QML Language Server の統合が機能しておらず、この問題を公表し、影響を受ける方々への解決策を提供したいと思います。
問題
Qt 6.8 を対象とする Qt プロジェクトを Qt Creator で開くと、ビルドや実行には問題がないにもかかわらず、多くの警告が表示されます。この問題は、Qt Creator を組み込みコードモデルから QML Language Server へ移行する際に発生しました。
原因
Qt Creator 14.0 では、警告、オートコンプリート(コードの自動補完)、ナビゲーション(定義へ移動)などの機能のデフォルトの仕組みとして、QML Language Server を導入しました。この最新の統合機能には多くの利点がありますが、ユーザー定義やカスタム QML モジュールを解決するにはビルドフォルダーの情報に依存します。この情報は、正確なインポートと適切な動作に不可欠です。
当社側の見落としにより、必要なビルドフォルダのデータが QML Language Server に渡されていませんでした。その結果、多くのプロジェクトで不正確な警告が表示され、オートコンプリートやナビゲーションなどの主要な機能が意図したとおりに動作していません。