Qt Group (Nasdaq Helsinki: QTCOM) は、70以上の業界をターゲットに事業展開するグローバルなソフトウェア開発会社として、数百万種類ものデバイスやアプリケーション向けに基盤テクノロジーを開発し、業界をリードしています。現在、Qtは世界各国の主なグローバル企業および開発者にご利用いただいており、その独自のテクノロジーを活用することにより、多くのお客様が比類のないユーザーエクスペリエンスを提供しながら、同時に社内のデジタル化を推し進めています。The Qt Companyは、世界中のお客様をサポートするために、アプリやデバイスの開発に最適な独自のクロスプラットフォームソフトウェアフレームワークを商用ライセンスおよびオープンソースライセンスにてご提供しています。
Qtのテクノロジーは現在、世界中のおよそ100万人の開発者にご利用いただいています。弊社ではオペレーティングシステム(OS)やプラットフォーム、スクリーンの種類にかかわらず、またデスクトップから組み込みシステム、ビジネスクリティカルアプリケーション、車載システム、ウェアラブルデバイス、IoT対応のモバイルデバイスなどあらゆるターゲットに対し、開発プロセスで単一のソフトウェアコードの利用を実現しています。
The Qt Company2021年の純売上高:1,210万ユーロ
従業員数:約445人
事業拠点:フィンランド、日本、アメリカ、イギリス、インド、韓国、中国、ドイツ、ノルウェー、フランス
現代の消費者は、かつてない速さを備え、より直感性に優れたユーザーエクスペリエンスと、今まで以上に近代的で信頼性が高く、応答性に富むユーザーインターフェースを求めています。世界中の消費者がスマートフォンの高水準に慣れ親しんでいる今、ユーザーのニーズと期待が高まるのは当然のことでしょう。
私たちQtは、70を超える業界のさまざまなお客様がデスクトップや組み込み製品、モバイルOS向けにワールドクラスの製品を開発するのを支援してきました。今や世界中で活躍する多くの一流企業が、Qtを導入して医療機器や車載システム、産業用オートメーションデバイスの開発を行っている理由をご紹介します。
市場投入時間を短縮:市場投入時間を左右する主な要因には、実際の製品開発期間のほかに、規制の順守およびコンプライアンスに要する時間があります。Qtの多彩なライブラリとツールセットを利用することで、お客様のソフトウェアチームはより迅速な開発を実現することができます。コーディングも不要なので、開発者は最高のユーザーエクスペリエンスを構築することに注力できます。Qtを使うことで試作から開発、テスト、展開に至るサイクル全体が、短縮化、効率化されます。またQtはお客様の規制順守およびコンプライアンスのプロセスについても、社内の各種リソースや業界をリードするパートナーネットワークを活用してサポートしています。
拡張性に優れたソリューション: Qtはクロスプラットフォームフレームワークで、多種多様なOSおよびハードウェアと互換性があります。お客様はソースコードを一度書くだけで、必要に応じてどこにでもコードを展開することが可能です。個々のハードウェアアーキテクチャやOSに合わせて専用のコーディングを行う開発者チームを編成する必要もありません。
総所有コスト(TCO)を縮小: 必要なリソースが少なく済み、市場投入時間が短いため、総所有コストが縮小され、より迅速な収益認識が可能です。
より少ないコードでスピーディに製品開発。あらゆるターゲットに展開。
2017年
Qt Groupは成長戦略の加速化に向けて株式発行を実施。販売網の拡張を目指し、事業拠点を増やすと同時に、販売代理店の数も拡大する計画です。今回の事業拠点の増大計画では、自社最大の地域別市場をカバーする見通しです。
同社はまた、一部の業界向けに新製品の開発も計画。個々の業界に特化した新たなソリューションおよびインテグレーションの開発により、今まで以上の価値提供を実現しながら、市場占有率と収益の成長を目指します。
2016年
Digiaは分社化を実施し保有していたQt事業関連の全資産、債務および責任は新会社のQt Group Plcに移行。分社化を実行後、Qt Group Plcは独立した上場会社となりました。同社の株式はNASDAQ Helsinki Ltdで2016年5月2日より売買を開始。Qt Groupの株式銘柄コードはQTCOM。
2014年
2014年より、DigiaはQtとドメスティック事業の2つの事業分野に分けての決算報告を開始。なおQt事業とは、同社がグローバルで展開するQtソフトウェア事業を指します。
2012年
DigiaはNokiaからQtのソフトウェア技術および事業を買収する契約を締結。この買収後、それまでNokiaが展開してきたQtのR&Dから商用/オープンソースライセンス、サービスビジネスを含めた全事業を、Digiaが展開するようになりました。
2011年
2011年3月、DigiaはNokiaからQt商用ライセンスおよびサービス事業を買収する契約を締結。Digiaは取得した製品事業の発展と拡張を目標に掲げ、製品販売事業を補完するサポートサービスのほか、顧客のニーズに基づいた追加的機能の提供を目指しました。なおDigiaによるQt事業の取得は、グローバル市場での製品ビジネスからの売上高を拡大するという、同社の戦略目標に沿って行われたものでした。
2008年
Nokiaは2008年6月、ソフトウェアプロバイダーとしてワールドクラスのソフトウェア開発プラットフォームおよびフレームワークを提供するTrollTech(OSE:Troll)の買収完了を発表。この買収によりNokiaは、モバイルデバイスおよびデスクトップをターゲットとするクロスプラットフォームソフトウェア戦略を加速化させ、インターネットサービス事業の開発・提供も開始しました。TrollTechは2008年6月17日をもってオスロ証券取引所から上場廃止となりました。
2006年
TrollTechは、クロスプラットフォームソフトウェア開発フレームワークおよびアプリケーションプラットフォームを提供する会社です。これらの製品を使うことで、多種多様なオペレーティングシステムや電子デバイス向けにソフトウェアを容易に開発・展開することができます。デスクトップや組み込みアプリケーションプロバイダー、家電およびモバイルベンダーなど、ユーザーフレンドリーな独自ソフトウェアの開発に苦戦するさまざまな企業がTrollTechを利用しています。
1995年
ノルウェー人ソフトウェアエンジニアのHaavard NordとEirik Chambe-Engが共同開発したQtフレームワークが、1995年5月に販売を開始。Qt初のパブリック版はTrollTechと名付けられました。
対話。すべてはそこから始まりました。
率直かつオープンでざっくばらんな対話。ハーヴァードとエイリクという2人の若い開発者がある夏の日、珍しく陽射しに恵まれたノルウェーの公園のベンチで意見を闘わせていました。対話のテーマは、複数のプラットフォームで使える単一のシステム用の、ユーザーインターフェースと超音波装置の開発です。この対話を経て完成したソリューションはやがて、世界中の数百万台というデバイスやアプリケーションに導入されることとなりました。
ハーヴァードとエイリクの開発チームにはその後、数千人の開発者が加わり、対話のテーマは変化していきました。少数の大手に牛耳られていた領域が開放され、真に革新的なアイデアが日の目を見る時代が到来しました。さまざまなデバイスに組み込まれる便利なアプリから、画期的な車載システム、宇宙開発に至るまで、Qtは同じ言語を用いることによって、イノベーションの世界を構築し続けています。
20年以上にわたる旅を経て、Qtの対話のテーマは今や、開発者向けのプラットフォームにとどまらない、より大きな領域へとシフトしています。その新たなテーマとは、それぞれの業界において、あるいは業界をまたがって、真に意味のある変革を成し遂げたいと願うコラボレーターたちのための一つのコミュニティを作ること。このように大きなテーマへとシフトしたのも、テクノロジーを駆使してソフトウェアを開発し、世界をリードしたいと願う多くの企業、そして独立心と透明性とプライバシーの重要性を信じてやまない新世代のイノベーターがついに、より美しくつながった世界を構築できるツールを手に入れたからです。
今こそ私たちは、対話には価値があると確信します。
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