Qt 6.1 ベータ版をリリースしました

Qt 6.1 のベータ版を本日リリースいたしました。Qt 6 シリーズ初のアップデートリリースである Qt 6.1 には、重要な新機能が複数追加されているほか、サポート対象ライブラリの種類も拡充されました。今後も正式リリースまでの間、オンラインインストーラーを通じてベータ版のリリースを継続します。

本記事は「Qt 6.1 Beta Released」の抄訳です。12 月にリリースされた Qt 6.0 のアップデートのなるべく早い実現に向け、4 月末までに Qt 6.1.0 をリリースすることを目標としています。Qt 6.1.0 では、パフォーマンスの改善だけでなく、新プラットフォームにも対応する予定です。また、Qt 6.0 では未対応だった各種ライブラリもサポートします。

Qt 6.1 での主な改善の概要については、https://wiki.qt.io/New_Features_in_Qt_6.1 をご参照ください。
本日リリースしたベータ版以降、オンラインインストーラー経由でさらにいくつかのベータ版のリリースを配信する予定です。これによってユーザーのみなさんが新しいバージョンを試して、フィードバックを送っていただくのが簡単になる予定です。今後のベータリリースやリリース候補版に関してはブログ記事は書かない予定です。それぞれのベータ版に関してはバイナリに加え、それぞれソースパッケージも提供されますので、ご自身でビルドをしていただくことも可能です。

一人でも多くの方がこの Qt 6.1 のベータ版をインストールし、色々試して Qt 6.1 をより完璧なものに仕上げるためのフィードバックにご協力いただければ幸いです。なにか問題を発見した場合には、バージョンを明記のうえ、bugreports.qt.ioに詳細なバグレポートをお寄せください。その際は、公開済バグとの重複や、known issuesもあわせてご確認ください。メーリングリストやディベロッパーフォーラムでの議論も大歓迎です。


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