VS Code用Qt拡張機能1.4.0リリース

本稿は「Qt Extension 1.4.0 for VS Code released」の抄訳です。
 

Visual Studio Code 用 Qt 拡張機能バージョン 1.4.0 をリリースしました!このリリースは、マーケットプレイスでプレリリース 1.3.0 として少し公開されていましたが、正式リリースに昇格しました。このリリースの新機能をご覧ください。

これは主にバグ修正リリースです。加えて、近々リリースされる QML デバッグ機能のための準備作業も行われました。これについては別のブログ記事で明らかにします。

Qt プロジェクトと Qt 関連ファイルを作成する機能です。そのために、2つの新しいコマンドを追加しました:

  • Qt: Create New Project
  • Qt: Create New File

通常通り、これらはコマンドパレットから利用できます。以下は、これらのコマンドの概要です。

Qt プロジェクトの作成

このコマンドは、新しい Qt プロジェクトを作成し、VS Code で開きます。

プロジェクトを作成するには、特定のプロジェクトタイプのプリセットを選択または作成します:

  1. コマンドパレットに移動し、Qt: Create New Project を選択します。
  2. New Project で、プロジェクトの名前を入力します。

{New Project dialog}

 

VS CodeのターミナルコマンドラインUIが表示されます。プリセットを選択するか、手動で機能を選択して独自のプリセットを作成します。

{Pick a preset in Terminal}

これで、プロジェクト用のCMakeキットを選択し、ビルドして実行することができます。

詳細はこのコマンドのドキュメントを参照してください。

プロジェクトへのファイルの追加

Qt 関連のファイルを既存のプロジェクトに追加するには、このコマンドを使用します。

現在のプロジェクトディレクトリにファイルを作成するには、特定のファイルタイプを選択するか、プリセットを作成します:

  1. コマンドパレット に移動し、Qt : Create New File を選択します。
  2. New File で、ファイル名を入力します。

{New File dialog}

 

ターミナル表示されるコマンドラインインターフェイスで、プリセットを選択するか、または手動で機能選択して独自のプリセットを作成します。

{Pick a preset in Terminal}

新しく作成したファイルをお好みで編集してください。

CLIの背景

ターミナルで起動するコマンドラインインターフェイスは、qtcliという名前のスタンドアロンアプリケーションです。このアプリケーションはqt-core拡張と一緒に出荷されています。この方法を選んだのは、qtcliが将来的にNeovimなどの他の場所で使えるようになることを期待しているからです。

また、VS Codeでは一貫したUIウィザードのフレームワークが確立されていません。しかし、将来的には制御用のGUIも提供する予定です。

 

バグや使い勝手の問題があれば、バグトラッカー報告してください。


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