Qt World Summit 2023: Berlin awaits! Join us now
最新版Qt 6.3已正式发布。 了解更多。
最新バージョンQt6.5がご利用いただけます。 詳細はこちら

Qt Safe Renderer 2.0.1 がリリースされました

本稿は「Qt Safe Renderer 2.0.1 Released」の抄訳です。

本日、Qt Safe Renderer 2.0.1 を商用ライセンス所有者向けにリリースしました。パッチリリースである QSR 2.0.1 では、新しい機能の追加はなく、QSR 2.0 をベースにバグフィックスを提供しています。

リリースの内容

QSR 2.0.1 は次のバグフィックスを提供しています: 

  • QSR-2045 Windows プラットフォームで発生する事前ビルドされた QNX ビルドの Indicators のリンクの問題
  • QSR-2064 DRM アダプテーションに関する初期化の失敗
  • QSR-2068 QSR をソースからビルドする際の calccrc ライブラリの不足
  • QSR-2084 saferenderer ネームスペースの認定要求明確化のための最適化
  • QSR-2086 RCar-3 プラットフォームへのアダプテーションにおけるビルドの問題

また、今回のリリースでは Qt Safe Renderer の Qt 5.15.13 向けのプリビルドバイナリが提供されるようになりました。QSR のインストールに関するエンドユーザー体験も改善されています: Qt オンラインインストーラー経由で QSR をインストールする場合、サポートされているコンパイラの QSR バイナリを選択することができるようになりました。より詳細な手順については、Safety Manual をご覧ください。

QSR 2.0.1 のバグフィックスの 影響範囲の分析 が、Safety Manual とインストールされた QSR 内のドキュメントに含まれています。

Note! QSR 2.0.1 では、MISRA 準拠のコードに変更はなく、要件、設計、検証文書などの認証成果物への影響もないため、認証に関する内容は更新されませんでした。

Qt Creator のウィザードからの QSR プロジェクトの作成

Qt Creator 10.0.1 より、Qt Safe Renderer プロジェクトを新規に作成するためのテンプレートが利用できるようになりました。Qt Creator で Qt Safe Renderer プラグインを有効にすると、File メニューより QSR プロジェクトのテンプレートを選ぶことができるようになります: File > New Project > Application (Qt Safe Renderer)

QSR-project-template-in-QtCreator

QSR プロジェクトテンプレートには、QSR 固有の設定がすべて含まれています。

プロジェクトテンプレートの使用方法について詳細は Safety Manual をご覧ください。 

リリースへのアクセス

Qt 商用ライセンスのユーザーの方で Device Creation Enterprise ライセンスをお持ちの方は、オンラインのインストーラーから QSR 2.0.1 を入手いただくことができます。 


Blog Topics:

Comments