技術と新しい可能性を切り拓く、Qt Groupでのビジネス開発という選択

こんにちは、Qt Groupでビジネスディベロップメントスペシャリストをしている小宮崇博です。私は主に、自動車業界以外のお客様流通、医療機器、ファクトリーオートメーションなど幅広い分野を担当しています。

 週末はギターの練習をして過ごすことが多く、今は音楽が一番の趣味です。実はもともと音楽を本格的にやっていたわけではなく、学生時代の音楽の授業くらいしか縁がありませんでした。それでも、シンフォニックスピードメタルが好きで、コロナ禍にたまたま出会ったバンド「Unlucky Morpheus」に衝撃を受け、「自分でも弾いてみたい」と思ったのがギターを始めたきっかけです。ギターは始めても9割の人が辞めてしまうと言われていますが、気づけばもう3年レッスンに通いながらコツコツと練習を続けています。バンド活動などはしていませんが、もし機会があれば挑戦してみたいですね。 

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乗り物も好きで、ギターに出会う前はバイクや車が趣味の中心でした。バイクは大学生の時から乗っていて、ツーリングによく出かけていました。途中で少しバイクから離れていた時期もありましたが、社会人になってから友人がバイクを買うというので付き添ったはずが、なぜか自分も一緒に購入していました。そこから自然と車にも興味が広がり、初めて自分で買った車は憧れのスポーツカーでした。子どものころに流行っていた「スーパーカー消しゴム」も影響して、スーパーカー世代の一人として夢をかなえた瞬間でもあります。子どもが生まれてからはなかなか週末にツーリングに出かけるのは難しくなってしまいましたが、今でもバイクや車は趣味のひとつです。

システムエンジニアから広がったキャリア

キャリアのスタートは外資系のシステムエンジニア(SE)として、サーバーやストレージ、ネットワークといったシステム全体の提案・導入を担当していました。開発そのものを行うというよりは、システムをお客様に提供する立場です。

2008年頃からはポジションが変わり、それまでの「エンドユーザー向けに既存システムを販売する」立場から、「メーカー向けに自社製品を活用して新しい価値を生み出せるよう支援する」立場になりました。ここでは、自社製品を使った新機能やソリューションを提案し、メーカーとともに「どのような価値が生まれるのか」「どれくらいの利益が見込めるのか」「どの程度投資すべきか」といった議論を重ねる仕事をしていました。

さらに2012年頃からは、「Software Defined XX」といった新しい技術、例えばSoftware Defined NetworkSoftware Defined Storageが登場しており、こうした新しい技術を日本市場に広める活動にも携わりました。

2019年には、IT中心の会社から、製造業や通信業の日常業務を支援するOT系ソフトウェアの会社へ転職し、ビジネス開発職としてキャリアをスタートしました。それ以降は一貫してビジネス開発に携わっており、その経験が現在のQt Groupでの役割にもつながっています。

長年の縁が導いた新たな挑戦

入社したきっかけは、Qt Groupで働いている知人から「ビジネス開発のポジションがあるけどどう?」と声をかけてもらったことです。

業界としては少し新しい領域でしたが、実はQt Groupとは1996年頃から縁があり、当時の小さなバージョンを触った経験もありました。もともと小学生のころから電子工作が好きで、CPUを使ってものを作るといった「組み込み技術の走り」に興味を持っていました。そのため業務として組み込み経験はなかったものの、Qt Groupや組み込み業界については自然と理解できる部分がありました。

また、Qt Groupで期待されていたのは業種単位でのデマンドジェネレーション。これまでマーケティングと連携しながら新技術を普及させてきた自分の経験を活かせると感じ、応募を決めました。

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Qt Groupの価値を広げる、二つのミッション

入社して1年半ほど経ちますが、日々とても面白く働けています。Qt Groupにおけるビジネスディベロップメントの役割は、他社とは少し違う部分があります。

一つ目はデマンドジェネレーションです。技術的な価値をお客様に伝え、「こんな活用ができますよね」とイメージを膨らませてもらい、そこから具体的なプロジェクトの時期や要件を相談し、見積もり段階に入ったところでアカウントマネージャーに引き継ぎます。GUIHMIのイメージが強い弊社ですが、実際には制御やネットワーク機能など幅広い可能性を持っています。こうしたユースケースを提示し、お客様の関心を具体的な案件へとつなげていくのが私の役割です。セールス的でもあり、マーケティング的でもあるのが特徴だと思います。

二つ目は市場開発です。こちらは一般的にイメージされるビジネスディベロップメントの役割に近いもので、エコシステムを広げていく活動です。 Qt Groupを取り巻くハードウェア、インテグレーション、他ソフトウェアとの連携など、Qt Group単体では完結しない部分を支えるパートナーやアライアンスの開拓を進めています。 実際、今年私が担当者として株式会社アイ・エス・ビー様と戦略的パートナーシップを締結させていただきました。

グローバルチームと未来をつくる面白さ

Qt Groupで働く魅力を振り返ると、大きく3つあります。

まず一つ目は、APACのビジネスディベロップメントチームのコミュニケーションの良さです。マネージャーが韓国にいるAPACワイドの組織ですが、リーダーシップが優れていて風通しがよく、安心して働ける環境があります。ビジネス的な要求は高いですが、ローカルからのリクエストにもしっかり耳を傾け、実行力をもって応えてくれる。日常的な困りごとも気軽に相談できる環境があり、安心して仕事に取り組めています。

二つ目は、プロダクトチームと近い距離で仕事ができること。フィンランドやドイツのチームと日常的に密にやり取りをし、日本市場のニーズや新機能のアイデアを直接プロダクトオーナーにフィードバックしています。自分がインプットしたことが数年後に製品として世に出ることを楽しみにしています。

三つ目は、クロスリアリティやAIといった最先端の技術に関われることです。たとえば「仮想空間でのUIはどうあるべきか」「AIとのインタラクションはどのようにデザインされるべきか」といった問いは、GUIHMIの領域で強みを持つQt Groupだからこそ取り組めるテーマです。特に「Human-AI Interaction」の分野は、Qt Groupならではのポジションだと思います。

私は普段から幅広く情報収集をしながら、「Qtをどう活用してもらえるか」を考えるのを楽しんでいます。流れの中で、Qt Groupが果たす役割は非常に大きく、そこに関われることは大きな魅力だと感じています。

最先端技術に興味があり、Qt Groupの持つ可能性をどう広めていくかにワクワクできる人にとって、Qt Groupはとても魅力的な職場だと思います。お客様のビジネスモデルをQt Groupでどう支え、売り上げ拡大につなげるかを考えるのは、とてもチャレンジングでやりがいのある仕事です。

最後に―Qt Group Japanでは、新たな仲間を募集中です

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。「Qt Groupって面白そうだな」「自分の経験を活かせるかも?」と少しでも感じた方は、ぜひ Qt Jobs | Software Jobs から現在募集中のポジションを覗いてみてください。

「まだ応募するかは分からないけれど、ちょっと話を聞いてみたい」という方には、カジュアル面談もご用意しています。あなたのこれまでの経験や興味、そしてQt Groupで実現してみたいことなど、気軽にお話ししていただければ嬉しいです。私たちのチームの雰囲気や文化も、ぜひ直接感じ取ってください。

お会いできる日を楽しみにしています!一緒に、テクノロジーで日本を盛り上げていきましょう。


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