Neocis

Built with Qt

歯のケアに革命を
ネオシスの歯科用ロボット登場

ネオシス社は、歯科手術の精度向上と患者ケアの進化を目指して設立された、世界初の歯科用ロボット企業です。ネオシス社のロボットは主にインプラント手術で使用されており、歯を1本または複数失った患者が、クラウンやブリッジによる修復を希望する際に活躍します。

ネオシスの技術は、以下の2つの主要なコンポーネントで構成されています:

  • 手術中のロボットの動作を制御する「オペレーションソフトウェア」
  • 外科医が手術の計画を立て、ロボットを操作するための「ユーザーインターフェース」

患者が来院すると、まず術前のCTスキャンを受け、そのデータから歯や口腔内の3D画像が再構築されます。これに基づき、外科医は手術全体の計画を仮想空間上で立て、開始から終了までの流れを事前に明確にしておきます。

Qtを活用した組込み機器向けソフトウェアの設計と開発について詳しく読む >

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Qt ― 手術用ロボットから最新インターフェースまでを支えるテクノロジー

ネオシス社の最初のシステムは、Microsoft Foundation Class(MFC)を用いたアプリケーションでした。しかし同社は、ソフトウェアとユーザーインターフェースを刷新し、よりモダンで洗練されたデザインへと進化させたいと考えていました。

Qtへの移行により、このモダナイゼーションを実現。旧来のMFCベースのシステムを完全に置き換え、ネオシス社が思い描いていた理想のUIを実現することができました。

ネオシス社にとって、新しいシステムがクロスプラットフォームで動作し、さまざまなOSや環境に対応できることは非常に重要でした。手術の計画はロボット上で直接行うことも可能ですが、多くの外科医は使いやすさからデスクトップコンピュータ上での操作を好みます。同社は、WindowsとMacの両ユーザーにとって快適で機能的なユーザー体験を提供できるソリューションを求めており、Qtはそのニーズに完璧に応えるものでした。

上記のビデオでは、ネオシス社のソフトウェアエンジニアリング部門ディレクターのJim Tieman 氏が、Qtへの移行が同社にもたらした変化について詳しく語っています。ぜひご覧ください。

「私たちは、さまざまなOS上で操作しやすいシステムを探していましたが、まさにそれをQtで見つけることができました」

Jim Tieman 氏, ネオシス社のソフトウェアエンジニアリング部門ディレクター

今後の展望

ネオシス社は、ロボットの手術機能をさらに多様化させ、より幅広い手術に対応できるよう取り組んでいます。特に、全顎の義歯手術のように高度な技術的精度が求められるケースにおいて、ロボットは非常に有用です。今後さらに活用の幅が広がれば、さまざまな症例に対して、より容易かつ確実な治療が可能になると期待されています。

ネオシス社が注力しているもう一つの重要な側面は、患者の体験全体の向上です。医療機器はつい医師やエンジニアの視点からのみ語られがちですが、同社は治療の過程において患者に対し、可視化された情報やインサイトなどを提供することで、より高いレベルのケアを実現したいと考えています。

ネオシス社にとってインプラントは単なる人工歯ではなく、「歯」であり、それは人の生活の質や幸福に大きな影響を与えるものです。こうした患者体験のあらゆる側面を支えることが、ネオシス社の価値観と開発の中核をなしており、その進化を支える存在として、Qtは今後も重要な役割を果たしていきます。

ネオシス社

世界初の歯科用ロボット企業であるネオシス社は、歯科医の技術力向上と患者ケアの進化に取り組んでいます。革新的なテクノロジーを歯科医療の現場に導入することで、歯科医療従事者がより高度で先進的な治療を提供できるよう支援しています。

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