安全規格への適合を確実にする、カスタム認定ツール
自動車システムにおける電子制御システムなど、安全性が重視されるソフトウェアでは、そうした規格に到達するために、テストプロセスに関わるツール自体を認定することが安全プロトコルによって義務付けられています。
そこで私たちは、Squish Coco 向けのツール認定キットを提供しています。これは、お客様のプロセス、テスト環境、そして対象ソフトウェアに関連する安全プロトコルに合わせて調整された、ツールの挙動を検証するための包括的かつ手続き的なアプローチです。
提供する各キットはケースバイケースで設計され、お客様のソフトウェアが置かれた安全性のコンテキストに完全にカスタマイズされます。その結果として作成される一連の文書は、安全性が重視される規格への到達に向けたツール認定のために、関係当局に提出することができます。
主要な規格に対応するツール認定キットを提供しています:
ISO 26262:道路車両 - 機能安全
EN 50128:鉄道分野向けアプリケーション
DO-330:DO-178C および DO-278A の対象となる航空機システム向け
IEC 61508:電気・電子・プログラマブル電子安全関連システムの機能安全
IEC 62304:医療機器ソフトウェア - ソフトウェアライフサイクルプロセス
ISO 13485:医療機器 - 品質マネジメントシステム
仕組み
Qt はお客様と協力し、ツール認定プロセスが正しく完了したことを証明する成果物として提出できる、カスタムのツール認定レポートを作成します。
このレポートは、お客様の具体的なユースケースと規格の要件に基づき、お客様と Qt が共同で作成するもので、認定プロセスにおける包括的かつ手続き的なステップを詳細に記載します。
レポートには、Squish Coco の説明、ツールの利用にあたってユーザーが講じるべきセキュリティ対策、そして Coco がお客様のシステム上で正しく動作することを確認するために実施すべきテストの一覧が含まれます。Qt はその後、お客様の具体的なユースケースに沿って構成された validator プログラムを各お客様に提供します。このプログラムは、カスタム構成に基づいて Coco に対しこれらのテストを実行します。
検証が正常に完了すると、validator はテストスイートの合否結果をまとめたレポートを出力します。

規格の選択

テスト実行

製品要件とリスク
ツール認定キット導入メリット
開発プロセスにおける Coco の適用に対する信頼性の向上
規格が求めるカスタムレポート作成にかかる時間とコストの大幅な削減
手作業による認定作業に伴う、ヒューマンエラーのリスク低減
認定キットの成果物は、社内外のドキュメントとして活用可能で、チームのテストプロセスを完全に可視化
安全性が重視される規格の監査時にも、安心して対応可能