Squish GUI Tester 9.2 リリース:主な更新内容と新機能

このブログは「Squish GUI Tester 9.2.0: Key Updates and New Features Released」を翻訳・一部加筆したものです。

GUIテスト自動化のための究極のツール、Squish GUI Tester 9.2.0のリリースをお知らせします。今回のリリースでは、テストの効率化と作業環境の改善を目的とした数多くの改良が実施されています。統一されたライセンスモデル、Android Automotiveにおけるアクセシビリティベースの記録機能、新たなMCUデバイスファミリーのサポート、そしてSquish IDEのAI搭載アシスタント「Squish AI Assistant」の機能強化などが含まれます。

リリース概要

以下のビデオでは、Qt Group の製品管理および製品マーケティング担当ディレクター、Bastian Steinbach が、Squish 9.2 に追加された最新機能について説明します。

Android Automotive上テスト記録機能

Android Automotiveアプリのテストが大幅に簡素化されました。今回のリリースより、Squish for Androidはアクセシビリティ要素に対する操作の記録をサポートいたします。これにより、テストエンジニアの皆様は、インフォテインメント、ナビゲーション、メディアなどの自動車向けアプリにおいて、プラットフォーム固有の自動化スクリプトを一から作成することなく、完全な実環境ユーザーワークフローを記録することが可能となります。

他のAndroidプラットフォームで既にSquishをご利用中の皆様にとって、この新機能によりAndroid Automotiveも同等の機能を備えることとなり、お馴染みの記録と再生のワークフローを活用し、全てのAndroidプラットフォームで一貫したテストを実施することが可能となります。

Squish for MCUs のインフィニオン Traveo II MCU デバイス対応について

組込み開発者の皆様へ:Squish for MCUs は、サポート対象の MCU ターゲットボードにインフィニオン Traveo II を追加いたしました。これにより、この新プラットフォーム上でQt Quick Ultralite (QUL) を使用して構築されたアプリケーションの、イメージベースの自動テストが可能となります。

他のサポート対象 MCU ボードと同様に、エンドツーエンドのテスト自動化ワークフローは同じです。テストケースの記録と再生、テスト可能なアプリケーションのボードへの書き込み、サードパーティ製ベンダーツールとの連携を、Squish IDE およびコマンドラインの両方で行うことができます。

注:インフィニオンデバイスでの自動テストには、Qt Quick Ultralite 2.12 以降が必要です。

Squish AI Assistant 1.1.0

Squish AI Assistant(Squish IDE内のAI搭載アシスタント)は、本リリースに伴いバージョン1.1.0へ更新されました。今回のアップデートではユーザーエクスペリエンスに重点を置き、アシスタントの操作性を向上させる複数の機能改善を実施し、より生産的で柔軟な作業環境を実現しております。

主な機能強化点として、チャット履歴の永続化、セッション管理の改善、カスタムLLMモデルのサポートが挙げられます。これにより、中断した会話の再開、長時間のセッションや並行セッションの処理、組織のAI環境に合わせたアシスタントのカスタマイズが可能となりました。

Squish AI Assistantの詳細については、以下の動画および詳細なブログ記事をご覧ください。

AIを活用したテストワークフロー:ウェビナー開催のお知らせ

SquishがAIの力を借りてテストワークフローを強化する機能について詳しく知りたい方は、ぜひ今後のウェビナーへご登録ください。テストワークフローをより迅速かつスマートにするために設計された、3つの実用的なAI機能をご紹介します。

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Qt License Serverのサポート

今回のリリースにより、Squishクライアントはオンプレミス環境のQt License Server(QLS)からライセンスを取得できるようになりました。QLSは、すべてのQt製品におけるライセンス管理を簡素化・一元化するために設計された、最新のネットワークベースのライセンスサーバーです。

オンプレミス版QLSのインストーラーは、Qtカスタマーポータルダウンロードから入手可能です。既存のSquishフローティングライセンスサーバーに代わる選択肢として、すぐにQLSのご利用を開始いただけます。組織に最適なライセンスオプションをお選びいただくため、ライセンスモデル概要を必ずご確認ください。

リリースノート

これらの新機能に加え、すべてのSquishエディションおよびコンポーネントにおいて、150件以上の問題を解決いたしました。最も重要な変更点の完全な内訳につきましては、Squish 9.2リリースノートをご参照ください。また、本リリース固有の既知の問題の一覧は、ナレッジベースでもご覧いただけます。

Squish 9.0 の標準サポート終了が近づいております

Squish 9.2 のリリースに伴い、Squish 9.0の標準サポートは最終段階に入り、2026年5月10日をもって正式に終了します。この日付以降、Squish 9.0 およびそれ以前のすべてのSquishバージョンは、セキュリティ更新プログラム、バグ修正、技術サポートの提供が終了します。

Squish 9.0 またはそれ以前のバージョンをご利用のお客様には、更新とサポートを継続していただくため、Squish 9.2 (または 9.1)へのアップグレードを強くお勧めいたします。アップグレードプロセスに関するご支援やご案内は、弊社のテクニカルサポートチームが承ります。

廃止予定のステータス更新

今回のリリースでは、いくつかのレガシープラットフォームのサポートを廃止または終了し、いくつかの古いツールが削除されました。例えば、すべてのSquishエディションにおいて、32ビットLinuxパッケージの提供を終了しました。廃止予定の機能およびプラットフォームの完全なリストについては、リリースノートをご参照ください。

Squish 9.2.0 のダウンロードまたは無料トライアルの開始

お客様および現在評価中の方は、Qt カスタマーポータルより、Squish GUI Tester 9.2.0 のバイナリおよびソースパッケージ、ならびにSquish AI AssistantQt License Serverなどの関連ツールをダウンロードいただけます。

Squish を初めてご利用になる方で、その機能をお試しになりたい場合は、どの Squish エディションでも、30 日間の完全機能版トライアルを無料でリクエストいただけます。


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