サポートレベル:スタンダードサポート(拡張オプションあり)
Qt 商用版
Qt 商用ライセンスには、開発内容や要件に応じて選択できる複数のオプションがあります。Qt 商用版は、ヘルプやサポートの提供、規制対応のためのビルディングブロック、そしてより長期のメンテナンス期間など、多くのメリットを提供します。
Qt でスケーラブルな製品を構築
Qt商用版を使用することで、スケーラブルなビジネスを支える、安定性が高く十分なサポートを備えた独自な製品を開発できます。
安心のサポート体制
Qt の価値を最大限に引き出せるよう支援します。個別対応のサポート、セルフサービス型の利用、あるいはその中間まで、成功に向けて最適なプランをご用意しています。
規制対応のサポート
製品に含まれる Qt の部分について、コンプライアンスを容易に確保できます。監視機能、セキュリティアップデート、各種レポーティングに加え、充実したドキュメントや事前に整備された評価資料をご提供します。
スケール可能なビジネスを支援
特許取得を含む知的財産権(IPR)を完全にコントロールしながら、スケーラブルな独自製品を構築できます。さらに、Qt が担う豊富なメンテナンスおよびセキュリティ対応により、高い安定性を確保できます。
Qt商用版限定の機能
オープンソース版や教育向けライセンスには含まれない、Qt商用版限定の機能をご利用いただけます。これには、3D 機能やグラフ機能などが含まれます。
Qt商用版と Qt Community Edition のどちらを選ぶべきか迷っている方は、両者を分かりやすく比較したシンプルな比較表をご覧ください。
Qt商用版のライセンスオプション
すべての Qt ユーザーは、開発する製品の種類に応じて、アプリケーション開発またはデバイス開発向けの指定開発者ライセンスが必要です。さらに、Qt商用版を使用して設計または開発されたすべてのデバイスには、配布ライセンスが必要となります。
Qt for Application Development
アプリケーション開発向け
Qt の各種製品、ツール、ライブラリを使用してソフトウェア製品を開発するためのライセンスです。
Qt for Device Creation & Distribution
デバイス開発・配布向け
Qt のソフトウェアライブラリを使用して、ハードウェア製品を開発・配布するためのライセンスです。
Qt for Small Business
中小企業向け
一定の年間売上高上限を下回る組織を対象に、アプリケーション開発およびデバイス開発のいずれにも適用できる、割引価格のライセンスをご提供します。
Qt 商用版のライセンスはサブスクリプション形式で提供されており、通常はサブスクリプション開始日に前払いで請求されます。契約期間は 1 年または 3 年のサブスクリプションで、自動更新が適用されます。
追加のサポートおよびメンテナンス
Qt商用版の多くのライセンスには、標準サポートと、リリースのメンテナンス期間中に提供されるメンテナンスリリースおよびパッチが含まれています。さらに、優先サポートの提供やサポート期間の延長など、より充実したニーズに対応する各種サービスを Qt サポートがご用意しています。
Qt 商用版ライセンスの種類を選ぶ
Qt商用版の開発者ライセンスには、Application Development と Device Creation の 2 種類があります。
どちらが必要かは、開発する製品の種類によって異なります。
Professional と Enterprise の違い
Application Development ライセンスおよび Device Creation ライセンスはいずれも、Professional と Enterprise の 2 つの種類で提供されます。Professional ライセンスは、主要な基本機能をカバーしています。一方、Enterprise ライセンスでは、より包括的な機能に加え、追加機能や各種サービス、より幅広いユースケースに対応するサポートが含まれます。例えば、Enterprise エディションでは、マシン・ツー・マシン(M2M)通信ライブラリや、安全性が重視されるデバイス向けのサポートが追加される場合があります。
Qt for Application Development (AD)
Qt for Application Development は、デスクトップおよびモバイル OS 上で、メール、ブラウザ、ゲーム、オフィスアプリケーションなどと同様に、数あるアプリケーションの一つとして動作するソフトウェアを開発するための開発者ライセンスです。
AD ライセンスは、Qt ベースのソフトウェアを搭載したデバイスの開発には使用できません。また、工場設備における機械制御など、開発したソフトウェアが中核的な役割を担うシステムへの導入にも利用できません。これらの用途には、Qt for Device Creation (DC) ライセンスが必要となります。
AD では、必要とする機能範囲に応じて Professional と Enterprise のいずれかを選択できます。基本的な機能のみが必要な場合は Professional、より包括的な機能セットが必要な場合は Enterprise が適しています。
Qt の営業担当が、お客様に最適なライセンスの選定をサポートします。
Qt for AD Professional
知的財産権(IP)を完全に保持したまま、アプリケーション開発に必要な主要機能を提供します。
含まれる内容:
- UI ダイアログやコントロール、仮想キーボード、カレンダーなどを構築するためのQt Modeling Language(QML)、Qt Widgets、Qt Quick アセット
- コードのパフォーマンス最適化のための Qt QML Profiler
- シリアルバスや Bluetooth などに対応する Qt のネットワーク/接続ライブラリ
- HTML や JavaScript コンテンツをレンダリングするための Web 技術ライブラリ
- カメラ、映像、音声機能を提供する Qt Multimedia API
- 国際化対応のための Qt Linguist
- 開発ツール:Qt Creator、AI Assistant、Qt Design Studio
サポートレベル:インストールサポート
Qt for AD Enterprise
知的財産権(IP)を完全に保持したまま、アプリケーション開発に必要な包括的な機能セットに加え、付加価値の高い各種サービスおよび技術サポートを提供します。
含まれる内容:
さらに:
- M2M(マシン・ツー・マシン)通信プロトコルライブラリ
- 高度なソフトウェアコンパイルを可能にする Qt QML Script Compiler 拡張
- VNC Server
- Qt AI Assistant
サポートレベル:スタンダードサポート(拡張オプションあり)
Qt for Device Creation (DC)
Qt for Device Creation は、Qt ライブラリの一部を組み込み、統合、またはリンクしてハードウェアデバイスを開発するために、各 Qt ユーザーに必要となる開発者ライセンスです。また、ハードウェア製品の主要な機能が Qt ベースのソフトウェアに依存している場合にも必要となります。DC ライセンスでは、アプリケーションとデバイスの両方を開発できます。
配布ライセンス
各ユーザー向けの開発者ライセンスに加えて、デバイスごとに配布ライセンスが必要となります。
Qt for DC Professional
知的財産権(IP)を完全に保持したまま、組み込みデバイス開発に必要な主要機能に加え、付加価値の高い各種サービスを提供します。
含まれる内容:
- AD Enterprise の全機能
さらに:
- Yocto ベースの事前構成済みデバイススタックを提供する Boot to Qt
- リソース制約のあるデバイス向けの Qt Quick Ultralite
- デバイスの検出や制御を行うための各種デバイスユーティリティ
- 追加の開発ターゲット OS への対応
Qt for DC Enterprise
知的財産権(IP)を完全に保持したまま、安全性が重視されるデバイスの開発に対応する、包括的な機能セットと付加価値の高い各種サービスを提供します。
含まれる内容:
- DC Professional の全機能
さらに:
- セーフティクリティカルなデバイスを構築するための Qt Safe Renderer(QSR)
- Qt Interface Framework
- Qt Application Manager
- MPU および MCU 向けの車載グレードハードウェアに対応したソースコードおよびバイナリ
- Qt Android Car Services API のサポート
サポートレベル:スタンダードサポート(拡張オプションあり)
配布ライセンスについて
Qt を使用したデバイスを配布するには、デバイス開発(Device Creation)向けの開発者ライセンスに加えて、配布ライセンスが必要です。配布ライセンスは、デバイスの出荷または在庫計上の 60 日前までに購入する必要があり、デバイスの機能や出荷数量に基づいて設定されます。
配布ライセンスには、段階的な価格設定(ティア価格)や、事前定義されたパッケージオプションが用意されています。
永続有効のティア価格
ティア価格により、デバイス出荷数量に応じた柔軟なスケーラビリティを実現できます。デバイス単位の価格は、10,000 台から 100,000 台までの数量しきい値に基づいて段階的に設定されます。
永続有効の定義済みパック
5 台から 5,000 台までの定義済みパックから選択できます。これらのライセンスは永続有効で、恒久的な利用権が含まれます。
1 年有効の定義済みパック
5 台から 5,000 台までの定義済みパックから選択できます。ライセンスの有効期間は 1 年で、更新されない場合は失効しますが、恒久的な利用権は保持されます。