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KDEの30周年をAkademy 2026で祝う

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このブログは「Celebrating 30 years of KDE at Akademy 2026 」の抄訳です。 

2週間前、Qt Groupから数名が、KDEの年次サミットであるAkademy 2026に参加するため、グラーツを訪れました。カンファレンスはグラーツ工科大学(TU Graz)が主催しました。今年のカンファレンスは、とりわけ特別なものでした。KDEの30周年を記念する年だったからです。KDE、30歳の誕生日おめでとう!

30年にわたり、KDEはQtを基盤として活動する最大のオープンソース・コミュニティであり続けています。両プロジェクトは互いに並行して発展してきました。そして、現在のQtを形作ってきたものの多くは、KDE開発者たちによるものです。彼らのバグ報告、パッチ、フィードバック、そして高い要求水準が、Qtの発展に大きな影響を与えてきました。Akademyは、毎年この関係をさらに強固なものにする機会となっています。

私たちの講演

私たちは、プログラムに2つの講演を提供できたことを嬉しく思っています。Fabian Kosmaleは、Qt 6.12およびそれ以降で予定されている内容について紹介しました。Richard Moe GustavsenとDoris Verriaは、Qt Quick ControlsとQt Widgets向けの宣言型スタイリング・システムであるStyleKitを発表しました。その後に行われた質疑応答、会場の廊下での会話、そしてBoF(birds-of-a-feather)セッションは、私たちにとって特に価値のあるものでした。

カンファレンス全体のプログラムにも、刺激的なテーマが数多くありました。KWinのVulkanへの移行やQAインフラストラクチャにおける新たな取り組みから、Linux印刷環境の近代化、KDE Linux、そしてデジタル主権への関心の高まりまで、幅広いテーマが扱われました。Qtを基盤として、これほど多くの意欲的なプロジェクトが作られていることを目の当たりにし、身の引き締まる思いでした。

Qtブース

いつものように、私たちはバナーとステッカーを用意した独自のブースを出展しました。カンファレンスの大半の時間はスタッフがブースに常駐し、参加者が立ち寄って質問したり、チームと気軽に話したりできるようにしました。来場者数は私たちが期待していたよりも少し少なかったものの、実際に交わした会話からは多くの有益な知見を得ることができました。

Depiction of the Qt booth

BoFセッション

火曜日には、私たちがBoFセッションを1日開催しました。Qt Projectの目標や、コントリビューションに参加しやすい環境をどのように作っていくかについて話し合いました。また、Qt Bridgesについての最新情報を共有し、RustとC#のデモをいくつか紹介しました。さらに、Qt Canvas Painterを詳しく取り上げ、StyleKitを使ったスタイリングについて深く掘り下げ、KDEにおけるQtMultimediaのユースケースについても議論しました。最後には、オープンな「何でも聞いてください(Ask us anything)」セッションを行いました。

この日は、多くの時間を私たちと一緒に過ごしてくれた学生たちのグループが参加してくれたことを、特に嬉しく思いました。彼らの新鮮な視点と質問によって、セッションはより良いものになりました。また、「古参」の開発者たちが当然のこととして受け止めているかもしれない事柄について、新たな意見や疑問を私たちにもたらしてくれました。

私たちは、実際の作業につなげられる、さまざまで具体的なフィードバックを持ち帰ることができました。Canvas Painterへのリッチテキスト対応、Qt Quick Layoutsのスタイリング改善、そしてvisibleのように継承された値を返す可能性のあるプロパティを解決するためのAPIを公開してほしい、という要望が寄せられました。
さらに、Rustとの相互運用性、Widgetのスタイルにドロップシャドウを使用すること(および、それに伴うクリッピングの問題)、そしてLinuxにおける印刷の将来についても、示唆に富んだ意見が寄せられました。そのうちのいくつかについては、すでにKDEのコントリビューターとのフォローアップ作業につながっています。BoFセッションを開催することで期待できる、まさにこのような協働の成果を得られたことを嬉しく思います。

謝辞

Akademyの主催者、ボランティアの皆さん、TU Graz、そしてQtブースやBoFセッションに立ち寄ってくださったすべての皆さんに、心から感謝します。KDEとQtがこれからも共に歩みながら築いていく、次の30年に乾杯!

それでは、次回のAkademyでお会いしましょう!

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