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Cocoは、ISO 26262・IEC 61508・IEC 62304・EN 50716 向け安全関連ソフトウェア検証ツールでTÜV認証取得

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Coco は、ドイツTÜVより、ISO 26262(ASIL D)、IEC 61508(SIL 4)、IEC 62304(Class C)、EN 50716(SIL 4)という4つの機能安全規格における最高位の完全性レベルまで、安全関連ソフトウェアの検証に適したツールとして認証されました。これにより、セーフティクリティカルな開発チームは、認証済みのカバレッジツールと、その適格性評価に向けた明確な道筋、そして監査で求められるエビデンスを手にすることができます。

セーフティクリティカルなソフトウェアを開発するチームにとって、機能安全規格への適合は多大な労力と時間を要する作業です。開発チェーン内のすべてのツールについて、意図した用途に対する適格性評価(ツールクオリフィケーション)が必要であり、規格が求めるレベルのカバレッジエビデンスを生成し、そのすべてが監査に耐えうるものでなければなりません。ツールクオリフィケーションだけでも、認証取得までの道のりの中で特に時間のかかる工程となることが少なくありません。

Qt Group は、コードカバレッジの領域においてこの課題の一部に取り組んでいます。同社のコードカバレッジ解析ツールである Coco は、業界横断的な4つの機能安全規格それぞれで定義された最高位の完全性レベルまで、安全関連ソフトウェアの検証に適したツールとして、TÜV認証機関による独立した認証を取得しました。

ISO 26262(自動車):ASIL D まで

IEC 61508(産業・汎用機能安全):SIL 4 まで

IEC 62304(医療機器ソフトウェア):ソフトウェア安全クラス C まで

EN 50716(鉄道ソフトウェア):SIL 4 まで

これにより、開発チームは監査対応に必要な要素を一つにまとめて手にすることができます。認証済みのツール、Coco 向け Tool Qualification Kit によるプロジェクト固有の適格性評価への明確な道筋、そして監査担当者が求めるカバレッジエビデンスです。

最高位の安全レベルに求められるカバレッジエビデンス

最高位の安全レベルでは、規格上 Modified Condition/Decision Coverage (MC/DC) が求められますが、多くの無償・オープンソースツールはこれに対応していません。Coco は、ファイル単位、関数単位、分岐単位、そして MC/DC のレポートを生成し、それぞれのカバレッジを生成したテストケースまで遡って追跡できます。

Qt Group の Software Quality Solutions R&D マネージャーである Nico Kaufmann は、次のように述べています。

「Coco は、自動車、産業、医療、鉄道の各開発分野において、最高位レベルの安全関連ソフトウェアに適したツールとして認証されました。お客様にとってこれは、4つの分野すべてで信頼して使用できる単一のコードカバレッジツールを、各プロジェクト向けの Tool Qualification Kit とともに利用できることを意味します。」

提供状況

Coco は現在ご利用いただけます。次の認証対象プロジェクトに Coco がどのように適合するかについては、qt.io/quality-assurance/coco をご覧いただくか、Qt Group Software Quality チーム(qt.io/quality-assurance/contact-us)までお問い合わせください。

TÜV認証書はこちらからダウンロードいただけます

概要

● 製品:Coco(Qt Group のコードカバレッジ解析ツール)

● 認証機関:SGS-TÜV Saar

● 認証内容:Coco は、ASIL D(ISO 26262)、SIL 4(IEC 61508、T2クラスツール)、ソフトウェア安全クラス C(IEC 62304)、SIL 4(EN 50716、T2クラスツール)までの安全関連ソフトウェアの検証に適しています。

● 認証対象言語:C、C++

● その他対応言語(認証範囲外):C#、Python、QML、Tcl

● カバレッジ指標:ステートメント、分岐/判定、条件 (MC/DC)、関数

● ツールクオリフィケーション:Tool Qualification Kit により、各プロジェクトでの Coco の適格性評価を支援

● 組み込み対応:セーフティクリティカル開発で使用される主要なマイクロコントローラおよびクロスコンパイラでのカバレッジ取得に対応

よくある質問

Coco はどの安全規格の認証を取得していますか?
Coco は、ISO 26262(自動車、ASIL D まで)、IEC 61508(産業、SIL 4 まで)、IEC 62304(医療、Class C まで)、EN 50716(鉄道、SIL 4 まで)の検証に適したツールとして認証されています。

Coco は ISO 26262 ASIL D のプロジェクトに使用できますか?
はい。Coco は ISO 26262 の ASIL D まで適合するものとして TÜV 認証を取得しています。

この認証を取得したことで、自社での Coco の適格性評価は不要になりますか?
いいえ、不要にはなりません。自社のプロジェクトおよび環境に応じた Coco の適格性評価は引き続き必要です。今回の認証は、ツール自体に対する第三者機関による裏付けを提供するものです。この適格性評価のステップは Coco の Tool Qualification Kit によってサポートされます。認証条件の適用範囲の詳細については、認証機関にご確認ください。

Coco はどの言語に対応していますか?
認証の対象は C および C++ です。Coco は C#、Python、QML、Tcl にも対応していますが、これらは製品の一部であるものの、今回の TÜV 認証の範囲には含まれません。

Coco は MC/DC カバレッジに対応していますか?
はい。Coco は、最高位の安全度水準で求められるカバレッジ指標である Modified Condition/Decision Coverage (MC/DC) を測定できます。

Coco は組み込みターゲットで使用できますか?
はい。Coco は、NXP、Infineon、Renesas、STM32、Microchip、TI AURIX などのマイクロコントローラを含む、リソースが限られた組み込みターゲットから直接カバレッジを取得できます。対応するクロスコンパイラには ARM GCC、IAR、Green Hills、HighTec、Clang、Diab などがあり、ベアメタルから FreeRTOS、QNX、VxWorks、Zephyr、SafeRTOS までの環境をサポートします。

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