本日商用ライセンス保持者向けにQt 6.2.11 LTSをリリースしました。パッチリリースのため、Qt 6.2.11は新機能を追加することはありませんが、バグ修正やその他の改善を提供しています。
メンテナンスツールを使用して既存のオンラインインストールにQt 6.2.11を追加するか、Qtオンラインインストーラーを使用してクリーンインストールすることができます。オフラインインストーラーはQtアカウントのダウンロードエリアで利用できます。
注：Qt商用LTSリリースに関する情報をメールで受け取りたい場合は、Qtのアナウンスメーリングリストを購読してください。
修正済みバグと重要な変更
Qt 6.2.11は、Qt 6.2.10に比べて約95のバグ修正、セキュリティの更新、その他の改善が含まれています。バグの修正内容やQt 6.2.11の全ての重要な変更の概要は、リリースノートで確認することができます。Qtアカウントのダウンロードで「Product: Qt」と「Version: 6.2.11」を選択してください。
Qt 6.2.11の入手
有効な商用ライセンスを保持している方は、メンテナンスツールを使用して既存のオンラインインストールにQt 6.2.11を追加するか、Qtオンラインインストーラーを使用してクリーンインストールすることができます。オフラインインストーラーはQtアカウントのダウンロードエリアで利用できます。
ソースのアクセス
ソースコードリポジトリにアクセスしたい場合は、Codereviewシステムを使用することができます。有効な商用ライセンスを持つQtアカウントでログインし、LTSリポジトリにアクセスしてください。詳細については、商用LTSリポジトリへのアクセス手順をご確認ください。
Qt for Pythonへのアクセス
Qt for Python 6.2.11のリリースは、Qtリリース後数日後にQtアカウントで利用可能となります。ダウンロードページで以下の通り選択してください。
- Product: Qt for Python Commercial Wheels, Version: Qt for Python Commercial Wheels 6.2.11
- Product: Qt for Python (Commercial LTS), Version: Qt for Python (Commercial LTS) 6.2.11
Yoctoでのビルド
Qt 6.2.11 LTS用のQt for Device Creationイメージが利用可能です。Yoctoをご自身でビルドする場合は、Gerritをセットアップし、Qtリポジトリのmeta-qt6レイヤーを使用してください。Qt 6.2.11のYocto meta-qt6レイヤーを商用LTSリポジトリを参照するように更新しました。詳細については、商用LTSリポジトリへのアクセス手順をご確認ください。
サポート
商用LTSリリースに関する問題がある場合は、Qtサポートにお問い合わせください。bugreports.qt.ioにバグ報告を作成することもできますが、サポートチームにも通知することをおすすめします。
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次の商用専用LTSパッチリリースであるQt 6.2.12は、2024年3月中旬に予定しています。
