Qt Design Studio 4.8.3 の登場です!
Qt Design Studio 4.8.3 はメンテナンスリリースで、4.8.2 を土台としています。Figma デザインワークフローはパイプライン両端で改善されたほか、Qt for MCUs プロジェクトのプロパティ編集の不具合を修正し、AI モデルのラインナップも刷新しました。
Qt Bridge
Qt Bridge のインポーターは、前回のインポート設定(インポートオプションとパス)を記憶するようになりました。そのため、更新されたデザインを取り込む際に、毎回ターゲットディレクトリを再入力したりオプションを選び直したりする必要がなくなります。
あわせて、インポート後の QML の正確性を高める修正も加わりました。
- プレーンな Item にカラーが追加されないようになりました
- マスターコンポーネントに、エイリアス用の適切なデフォルト値が設定されるようになりました
- 内側のアタッチドプロパティのオーバーライドは QML が未対応のため、伝播しないようになりました
- インポートされた UIID 名に _instance サフィックスが付加されないようになりました
Figma Bridge
Figma Bridge が部分エクスポートに対応し、エクスポート時にドキュメント全体を対象にする必要がなくなりました。エクスポートしたいフレームを選択できるため、エクスポートに合わせて Figma プロジェクトの構成を変更する必要もありません。
そのほか、以下の改善が加わりました。
- テキストスタイルは、変換時にデフォルトへ戻らず保持されるようになりました
- デフォルトの Rectangle が、Qt Quick の Rectangle と同様に複数の半径指定に対応しました
- インポートを、コンポーネント単位ではなく複数選択で一括変更できるようになりました
Qt for MCUs のプロパティ編集
Qt Quick Ultralite では利用可能だったものの、Properties タブではグレーアウトされていた 2 つのプロパティ(Text.lineHeight と rotation) が、Qt for MCUs プロジェクトでも編集可能になりました。どちらもコードエディタで手作業せずに、Qt Design Studio から直接設定できます。
アシスタントの AI モデルを最新化
MCP ベースの AI アシスタントに、サポート対象の 3 プロバイダーすべてで最新モデルのラインナップが追加されました。
- Anthropic: Claude Haiku 4.5 に加えて、Claude Opus 5 と Claude Sonnet 5
- Google: Gemini 3.1 Pro に加えて、Gemini 3.7 Flash、Gemini 3.6 Flash、Gemini 3.5 Flash Lite
- OpenAI: GPT 5.5 に加えて、GPT 5.6 Sol、GPT 5.6 Terra、GPT 5.6 Luna
モデルは事前設定済みのため API キーを追加するだけで使用でき、会話の途中でもプロバイダーやモデルを再設定なしに切り替えられます。
セキュリティアップデート
MCP サーバーで使用されている OpenSSL を、セキュリティ脆弱性に対応するためバージョン 3.5.7 に更新しました。
詳細情報
本リリースにおける修正・改善の全リストは 変更履歴 をご覧ください。不具合や使い勝手に関する問題を見つけた場合は、Issue トラッカー からご報告ください。皆様のフィードバックが、リリースごとの改善に役立っています。Qt Design Studio を初めて使う方は、オンラインドキュメント または ラーニングポータル をご活用ください。
デザインを楽しんでください!