多様な経験を力に、Qt Groupで描くカスタマーサクセスの未来

カスタマーサクセスエンジニアの越前 暢子です。Qt Group製品をご導入いただいたお客様が弊社の製品を最大限に活用していただけるよう、技術面からサポートをする仕事をしています。

私はかなりのインドア派で、休日は3Dゲームを楽しむことが多いです。もともと3Dグラフィックデザインが好きで、ゲームをするときもキャラクターの動きや描画がどう作られているのかを探るのが自然と習慣になっていました。エンジニアを目指した理由も、その”3D表現への興味”が原点でした。

Qt Groupに入社してからは「この表現、Qt Quick 3Dで再現したらどんな感じになるんだろう?」と考えながらゲームをするほどで、遊ぶというよりも3D表現そのものを楽しんでいます。勉強半分・趣味半分で、Qt Quick 3Dを使って好きなゲームキャラクターを再現することもあります。

さらに今は脳科学にも強い関心があり、いずれ博士号を取得したいという夢があります。本社のエンジニアが休職して博士課程に挑戦していると聞き、そうしたチャレンジをサポートしてくれる環境があるということを知ったことも、この夢を持つきっかけになりました。

論文を読むことも好きで、ニッチで難しい内容が多いものの、研究者ごとに異なる視点や個性が表れる点に面白さを感じています。 ゲームをしたり論文を読んだりしていると、一日があっという間に終わってしまいます。

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キャリアで積み重ねた経験がつながる道のり

大学院を卒業後、日系大手IT企業にてソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートしました。しかしグラフィックデザイナーになりたいという思いが強く、一度会社を辞めて専門学校で3Dデザインを学ぶ道を選びました。そのままゲーム業界を目指しましたが、業界特有の働き方が自分には合わないと感じ、ITの世界に戻ることにしました。

その後は、ソフトウェア開発、システムエンジニア、社内システム管理など、ITシステム領域で幅広い経験を積み、気づけば20年以上、様々な会社でキャリアを重ねてきました。

大きな転機となったのは、30代でイギリスに留学し、コンピューターサイエンスの修士号を取得したことです。それまでは機械系の修士しか持っていませんでしたが、ソフトウェア分野の学位を得たことで、学歴と経験の両面で「ソフトウェア開発者だ」と自信を持てるようになりました。

その後、エンジニアとしての道を歩むか、マネジメントへ進むかというキャリアの大きな分岐点を迎えた際は将来を見据えてマネージャー職を選び、品質保証やIT管理などのマネジメントを経験しましたが、最終的には「マネジメントよりも、またエンジニアとして働きたい」という気持ちが強くなりました。

新しい挑戦がつながった、Qt Groupとの出会い

キャリアを見直していたタイミングで、Qt Groupの採用担当の方からカスタマーサクセススペシャリストのポジションを紹介していただきました。当時、日本ではまだエンジニアリング観点のカスタマーサクセス部門が存在せず、「ゼロから立ち上げたい」という話を聞き、エンジニアとしてお客様の信頼を築きながら伴走できる点に魅力を感じました。

最終的には数社から内定をいただきましたが、Qt Groupの採用担当の方が非常に親身に相談に乗ってくれたことや、福利厚生の説明が透明でわかりやすかったことから、「この会社なら安心して働ける」と思えたのがQt Groupに決めた大きな理由です。

自分にとって新しい領域のため入社後は不安もありましたが、ディレクターレベルのマネージャーが3カ月間、1on1で徹底的にオンボーディングをしてくれました。世界各国のチームメンバーもサポートしてくれ、週次での意見交換や、プレゼンへのフィードバックなど、プロフェッショナルとして早くひとり立ちできるように全力で支えてくれました。

オンボーディングトレーニングを受けながらお客様対応に向けた基礎を固めていく一方で、当時まだ日本チームの中で浸透していなかった「カスタマーサクセス」という役割を知ってもらうことにも取り組んでいました。この役割を根付かせるプロセスはとても地道で時間のかかるもので、入社初期において特に苦労した部分でした。

まずは営業や他部署に対して、カスタマーサクセスがどのような価値を提供できるのかを丁寧に説明するところからスタートしました。少しずつ理解が深まり、やがて営業チームからお客様を紹介してもらえるようになり、そこでようやく日本でのカスタマーサクセスが形になってきたと実感しました。当時まだ実績もなかった自分を信じてお客様を紹介してくれた営業メンバーには、今でもとても感謝しています。

技術と信頼をつなぐ、Qt Groupならではのカスタマーサクセス

Qt Groupのカスタマーサクセスは、新規のお客様にはコンサルティングやトレーニング、既存のお客様には日常的なサポートなど、幅広い領域をカバーします。特に日本のお客様は技術力が高く、トレーニングを必要としないケースも多い点が特徴です。この違いを踏まえ、日本ならではのサポートの形を本社と相談しながら模索しています。

また、営業と連携し既存のお客様の新規プロジェクトで弊社製品を採用していただけるよう働きかけることも重要な役割です。お客様が抱える課題を伺い、最適な解決策を一緒に考えることで、長期的な関係づくりにつなげています。

こうした「技術×お客様対応」の両方が求められる仕事の中で、他部署との連携や調整のポイント、お客様の背景理解など、エンジニア業務だけでは得られなかった視点がマネジメントを経験したことで、今の仕事に大きく生きていると感じます。

特に、お客様と会話をする際には単に技術的な解決策を提示するだけでなく、「その悩み、わかります」と自然に共感しながら会話ができる。その積み重ねが、信頼関係につながっていると感じます。振り返ってみると、どんな経験も無駄ではなかったと改めて思います。

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透明性と多様性がつくる、一番好きだと思える職場

入社して驚いたのは、マネージャーが「私」という人間を理解しようとしてくれる姿勢でした。業務だけでなく体調や働き方の価値観まで気にかけ、親身になって相談に乗ってくれます。年に一度の社員満足度調査に「マネージャーは親身になってくれていますか?」という項目があることにも、人を大切にする文化が根付いていると感じました。

また、会社イベントを業務時間内で開催してくれるのも嬉しいポイントです。ランチタイムなどを活用したり、業務時間後にかからない範囲でイベントを企画してくれるので、子育てや介護と両立しながら働く社員への配慮が行き届いていると感じます。

加えて、女性が多く活躍しているのも大きな魅力です。皆さんパワフルで面白く、芯のある意見をしっかり持っていて、一緒に働いていてとても楽しい方ばかりです。これからも仲良く、支え合いながら仕事を続けていきたいと思っています。

社内コミュニケーションも、閉鎖的になりがちなR&Dやプロダクトマネジメントともオープンに話せる文化があります。役職に関係なくフラットに意見を交わせるため、自分の考えを安心して伝えることができます。ネガティブなこともポジティブなことも率直に議論しようという姿勢が、Qt Groupのフラットでオープンな文化そのものだと感じています。これまでいろいろな会社を経験してきましたが、Qt Groupはその中でも特に好きな会社です。

最後に、カスタマーサクセスとして目指しているのは、ライセンスを購入いただいているお客様に常に最善を尽くし、長期的に「気軽に相談できる存在」であり続けることです。
グローバルのCSチームではよく“Orchestrating”という言葉を使いますが、これはリーダーとして引っ張るという意味ではありません。セールス、テクニカルサポート、プロフェッショナルサービス、ソリューションエンジニアリングなど、さまざまなチームが力を発揮できるよう、適材適所で全体を調和させる役割を果たすこと。それが、今後の目標です。

Qt Group Japanでは、新たな仲間を募集中です

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。「Qt Groupって面白そうだな」「自分の経験を活かせるかも?」と少しでも感じた方は、ぜひ Qt Group Jobs | Software Jobs から現在募集中のポジションを覗いてみてください。

「まだ応募するかは分からないけれど、ちょっと話を聞いてみたい」という方には、カジュアル面談もご用意しています。あなたのこれまでの経験や興味、そしてQt Groupで実現してみたいことなど、気軽にお話ししていただければ嬉しいです。私たちのチームの雰囲気や文化も、ぜひ直接感じ取ってください。

お会いできる日を楽しみにしています!一緒に、テクノロジーで日本を盛り上げていきましょう。


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