Qt for Android Automotive 6.6 リリース

本稿は「Qt for Android Automotive 6.6 is released」の抄訳です。

Qt for Android Automotive (QtAA) の最新版がリリースされ、Qt 6.6をベースに多くの新機能や改良が加えられました。

Qt 6.6 ベース

ユーザーは、フレームワークのパフォーマンス、機能性、使いやすさを向上させる幅広い新機能や改良を利用することができます。ハイライトは以下の通りです。
  • Vulkanサポート、レンダリング、強化された2Dグラフィックスに関するグラフィックスとパフォーマンスが向上されました。
  • 改善されたデバッグおよびプロファイリングツール、開発環境との統合の強化、ドキュメントの改善などの機能により、開発者のエクスペリエンスが向上されました。
  • Apple SiliconとWindows ARM64のサポートにより、プラットフォームサポートの向上。また、AndroidおよびiOSプラットフォームのサポートが向上されました。
  • WebAssemblyのサポートが改善され、開発者はWebベースのアプリケーションを簡単に作成できます。
  • セキュリティとアクセシビリティの機能も改善され、開発者は安全でアクセシブルなアプリケーションを簡単に作成できます。

Qt Android ActivityViewのAndroid 13サポート

Android13(およびAAOS13)をサポートするためにActivityViewをアップグレードしました。ユーザーは、Qtベースのホーム画面UIに埋め込まれたサードパーティアプリなど、ネイティブのAndroidコンテンツを持つハイブリッドHMIを移行または作成することができます。下の例では、Qtベースのヒーローアプリの中でAngry Birdsゲームが動作しています。

既存の Qt for Android Automotive ユーザーは、以前の 6.2.x、6.3.x、6.4.x、6.5.x からアップデートすることをお勧めします。プロジェクトが 5.15.x をベースにしている場合は、Qt 6 への移行ガイドに従ってください。Qt for Android Automotive の評価にご興味のある方は、弊社営業担当までご連絡ください。

Qt for Android Automotive の詳細な技術情報については、Qt for Android Automotive の技術ドキュメントをご覧ください。


Blog Topics:

Comments